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Fels’s blog

読書記録、日々の雑感、その他。

読書記録:名内泰臧『曖昧性とのたたかい 体験的プロジェクトマネジメント論』

前職の時に購入して積んでいた本です。諭吉の文調にどっぷり浸かっていたので、出来るだけそこから離れるべくこの本を選びました。

 

以前勤めていた会社は産業用設備メーカーで、受注から設計開発・製造販売までを行っていましたが、プロジェクトの途中で顧客の要求仕様が二転三転し、案件がとっ散らかって収拾がつかない場面を何度か目の当たりにしていたため、この本を買ってみたのでした。

 

本書の著者は、JR東日本の券売機システムの開発に携わった人物です。私が現在いる業界とは離れていますが、プロジェクトマネジメントという点においては参考に出来る部分があるだろうという期待を持って読みました。

 

全体を通してシステム開発の話なので、設計開発についての章は正直活かせそうにありませんでしたが、それ以外の、他の業界にも共通する部分は参考に出来そうだなと思いました。備忘録としていくつか書き留めておきます。

 

 

【身の丈に合った受注】
自社の実力と現状を正しく把握し、案件の技術的・金額的・納期的な難易度を見極めて挑戦するかどうかを決める。当たり前のようですが、出来なかった経験があります(実際は引き継いだ案件で、既に深みにはまりかけていましたが)。その時に割ける時間的・人員的リソースが不足しているなら、無理に受注しない方がよろしい。無理な受注は、最終的に顧客も自社も不利益を被る結果となります。

 

【見積もりはさっさと出す】
これも当たり前なんでしょうけど、恥ずかしい話あまり意識していませんでした。可能な限り正確に見積もることは重要ですが、競合がある場合はもたもたしていると案件を取られます。見積もり依頼を受けたら可能な限り迅速に、数時間以内に出すくらいの構えでいたいです。
あと曖昧な表記は絶対ダメ。あとでもめます。

 

【既存品で対応する】
毎回新規開発をしていたら効率が悪い。引き合いが来た時点で、まず既存のラインナップで対応出来ないかを考える。そのためには自社製品への深い知識が不可欠。

 

【情報は伝わらない】
コミュニケーションにおける基本的な考え方。伝えたと思っていることはまず伝わっていないものだと思うこと。何度も認識を擦り合わせて共通認識を作っていくのが当たり前と思うこと。


こんな感じですね。結構な割合で飛ばし読みしたので、あまりメモが残ってないという。。ま、視野を広げるという点では他業種の話に触れたのはいい選択でした。

 

 

次は何を読もうかなー。